動脈硬化検査とは?
危険因子により、血管が硬くなったり、血管の内側にコレステロールなどが沈着して通り道が狭くなってしまう現象のことを「動脈硬化」と言います。「動脈硬化」が原因で大変な病気に罹らない為に、血管のしなやかさ(血管年齢)と血管の詰まり具合を検査します。
●baPWV(血管年齢)
心臓から押し出された血液により生じた拍動が、血管を通じて手や足に届くまでの速度を測ることで「血管年齢」がわかります。血管のしなやかさが失われると、baPWV (血管年齢)が高くなります。
●ABI(血管の詰まり具合)
足首と上腕の血圧の比を測定することで「血管の詰まり具合」がわかります。足の血管が詰まっていると血流が悪くなりABIは低下します。
□動脈硬化検査はどうやっって測定するの?
血圧を測るのと同じ感覚です。検査時間は5分程度です。両手、両足首の4か所の血圧を同時に測定するだけで、ほとんど痛みはありません。薄手の服ならそのまま測定することができます。
□動脈硬化を放っておくと…
脳卒中・脳梗塞・狭心症・心筋梗塞・閉塞性動脈硬化症になる恐れがあります。動脈硬化は加齢によって誰にでも起こりますが、個人差が大きく、その進展には食生活や運動不足などの生活習慣が大きく関連しています。高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満などの病気が「動脈硬化」の要因となる為、検査を受けて早期発見することが望ましいです。血管の検査は定期的に受けましょう。